こんにちは、十和田櫂です。ようやく朝晩は暑さもやわらいできました。秋の虫の声も聞こえてきました。
そこで今回は秋の天体ショーのひとつ、オリオン座流星群。オリオン座流星群の極大日や時間、撮影について、まとめました。ご家族で、お友達と秋の夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか?
目次
オリオン座流星群とは
流星群とは天体としての星が流れる現象ではありません。彗星から発生したチリの中を地球が通過する際にチリが大気と衝突することで発光する現象です。なので毎年同じ時期に流星群が発生するんですね。ひとつひとつのチリは㎜単位なんですよ~
オリオン座流星群とは・・・
- ハレー彗星を母天体としています。
- 対地速度 66km/秒と高速!
- ZHR 15個程度。条件次第では一時間あたり15個みえそうです。
- 放射点はオリオンの右腕(向かって左)の近く。
2020年オリオン座流星群
流星群の見える日、時間帯
- 活動期間 10月12日~11月7日
- 極大日 10月22日 15:00ごろ。
- オリオン座流星群は極大が高原状であるため、極大日から2日程度ずれていても出現数の変化はありません。極大日を中心に条件の良い日を狙ってみましょう。
- 夜半から夜明け前にかけて放射点が高くなり、流星数が増えます。
観測条件(天気、月齢)
- 月齢 5.7で月が明るさを増してきていますが、22時前後で月没となりますので観察にはよい条件でしょう(札幌 20:58、東京 21:31、大阪 21:52、福岡 22:16、那覇22:47)
- 天気は「星空指数」が便利ですよ~観察の準備に要チェック!
観測方法
オリオン座流星群ですが、オリオン座の方角を見る必要はありませんよ。
とてもカンタン。北枕で仰向けになるのが流星群を観測するコツです。この時期は夜は冷えてきますので防寒対策、持ち運びできるリクライニングシートがあるとよいでしょう。
オリオン座流星群を撮影できるか?
撮影のポイント
流星はいつ出てくるのか予測できませんので、インターバル撮影、タイムラプス機能を使うのがポイントです。何枚も何枚も撮影してようやく撮れる~撮れた時の嬉しさはひとしお!
放射点の近くでは流星が短く見え、離れた方向では長くみえます。撮影する際は広角レンズで広く撮れるようにしておくと面白いかもしれませんね。
Gopro Hero Black7やスマホでも挑戦!
すごい機材をもっていなくても大丈夫。基本設定ができればGoproやスマホでも撮影できるかも!星空を撮影できるので、タイムラプス機能を使えば流星も捉えることができるはずです。
- Gopro Hero Black 7の場合、ナイトタイムラプスがオススメ。
- 15秒~30秒のインターバル、ISO 最小 100~最大800(付近の明るさによってGoproで最小~最大の範囲で自動セットされます)
- 外付けのバッテリー用意しましょう。Goproの電池で撮影できるのは2時間くらいが目安。
僕も挑戦してみますね~撮影のポイントについては↓の記事もご参考くださいね
2020年これからの流星群
2020年これからの主な流星群をまとめてみました。
- りゅう座流星群 極大10月8日 ZHR=2
- おうし座南流星群 極大11月1日 ZHR=5
- おうし座北流星群 極大11月12日 ZHR=5
- しし座流星群 極大11月18日 ZHR=15
- ふたご座流星群 極大12月14日 ZHR=120
- こぐま座流星分 極大12月22日 ZHR=10
三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」が控えていますね~楽しみな季節になってきました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
- 10月22日前後、月没後(22:00前後)がみごろ。
- 極大日からずれても見えやすいので前後で天気をチェックして見に行きましょう
- 北枕で仰向け、がオススメ。防寒対策をきっちりと~
- Goproやスマホでも撮影のチャンスあり!
秋から冬にかけては大気も澄んできて星空がみえやすくなります。星空観察にぴったりの季節ですね~こちらのサイトでは星空の気軽な楽しみ方をご紹介していきます。
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