こんにちは、十和田櫂です。一雨ごとに秋が深まりますね。秋の夜長。天体ショーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
そこで今回は秋の天体ショーのひとつ、しし座流星群。しし座流星群の極大日や時間、撮影について、まとめました。ご家族で、お友達と、おひとりさまでも星に願いを☆彡
目次
しし座流星群とは
流星群とは彗星から発生したチリの中を地球が通過する際にチリが大気と衝突することで発光する現象です。地球は太陽の周りを一年間かけて一周まわるので毎年同じ時期に同じ場所を通過します。チリの場所もあまり変わらないので毎年流星群が発生するんです。
そして驚きなのは、ひとつひとつのチリは㎜単位なんです!そんな小さいものが明るく発光するなんてすごいですよね!
とここまでで疑問に思った方もいらっしゃるかと思います。そう。しし座と流星の関係はなんだろう? 流星の発生する方向(放射点)がしし座のあたり、ということだけなんですね。神話とかあったらおもしろいんですけどね。
しし座流星群とは・・・
- テンペル・タットル彗星を母天体としています。この母天体は33年周期です。1998年に回帰しておりその年はなんとZHR3000個!ということもあったそう。33年周期なので次は2030年ごろ??というのがこれからの注目ポイントです。
- 対地速度 71km/秒と高速!
- ZHR 10~15個程度。条件次第では一時間あたり10~15個みえそうです。
2020年しし座流星群
流星群の見える日、時間帯
- 活動期間 11月10日~11月29日
- 極大日 11月18日 ただし極大日後も2~3日は同じように見えますよ~お天気チェックしてよい条件の日を選んでみましょう。
- 放射点は東北東から東。
- しし座は午前0時をすぎたあたりから地平線上にのぼってきます。夜半から夜明け前にかけて放射点が高くなり、流星数が増えます。
観測条件(天気、月齢)
天気さえよければ観測条件は◎でしょう!
- 月齢 3.3であまり明るくありません。また、18:30~20:30前後で月没となりますので観察にはよい条件でしょう(札幌 18:43、東京 19:16、大阪 19:36、福岡 20:01、那覇20:32)
- 天気は「星空指数」が便利ですよ~観察の準備に要チェック!
観測方法
しし座流星群ですが、しし座の方角を見る必要はありませんよ。
とてもカンタン。北枕で仰向けになるのが流星群を観測するコツです。
この時期は夜は冷えてきますので防寒対策をしっかりしていきましょう。持ち運びできるリクライニングシートもあるとゆっくりと観察できますね。
しし座流星群を撮影できるか?
撮影のポイント
流星はいつ出てくるのか予測できませんので、インターバル撮影、タイムラプス機能を使うのがポイントです。何枚も何枚も撮影してようやく撮れる~撮れた時の嬉しさはひとしお!
放射点の近くでは流星が短く見え、離れた方向では長くみえます。撮影する際は広角レンズで広く撮れるようにしておくと面白いかもしれませんね。
Gopro Hero Black7やスマホでも挑戦!
すごい機材をもっていなくても大丈夫。基本設定ができればGoproやスマホでも撮影できるかも!星空を撮影できるので、タイムラプス機能を使えば流星も捉えることができるはずです。
- Gopro Hero Black 7の場合、ナイトタイムラプスがオススメ。
- 15秒~30秒のインターバル、ISO 最小 100~最大800(付近の明るさによってGoproで最小~最大の範囲で自動セットされます)
- 外付けのバッテリー用意しましょう。Goproの電池で撮影できるのは2時間くらいが目安。
僕も挑戦してみますね~撮影のポイントについては↓の記事もご参考くださいね
2020年これからの流星群
2020年これからの主な流星群をまとめてみました。
- ふたご座流星群 極大12月14日 ZHR=120
- こぐま座流星群 極大12月22日 ZHR=10
三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」が12月にありますね。今回のしし座流星群で流星ウォッチを練習!?してふたご座流星群に備えましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
- 11月18日ごろ
- 北枕で仰向け、がオススメ。防寒対策をきっちりと~
- Goproやスマホでも撮影のチャンスあり!
大気が澄んでくる季節。きっと流星もくっきりはっきりみえますように!
こちらのブログでは気軽に星空を楽しむ情報、スマホ・Goproで撮影する方法、星にまつわるコラムなどを投稿しています。みんなで星を楽しみたいというブログです。ぜひ、ほかの記事もご覧になってくださいね。
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