スマホで星空を撮影したい!絶対撮れるコツ教えます。

撮影入門ースマホ編
こんにちは、十和田櫂です。
夏休み、旅行やキャンプ、なんて楽しい楽しい日々が今年はちょっと違いますよね。
となると夏休みの自由研究や日記のネタにも困るというもの
そこで今回は自宅や近所でもできる星空撮影をご紹介します。
初心者でも身近な場所でスマホを使って星を撮れます。宿題もはかどりますが、
みんなで星座を探して楽しむ時間にもなりますよ。
さあ、近所に星を探しに行こう~

星空観察の準備をしよう

まずは準備編、といってもとてもシンプル。いまはスマホがあるのでいろいろなものがオールインワン。アプリ、三脚、便利グッズ、そして一番大切なウキウキ、ワクワク感をもってでかけましょう~

スマホ準備(アプリ、三脚)

星座探索アプリ

星座探索アプリをご紹介します。星座盤、というものをご存じでしょうか?手動で星座の位置を把握するものですが、僕も含め初心者はアプリを使った方が便利です。アプリがあれば百人力。簡単に星座の位置・方向がわかります。撮影の強い味方です。

Sky View 宇宙を探索
スマホを夜空に向けると星座や天体などが表示される優れものです。
App Store↓↓
Google Play↓↓
88星座図鑑
星座の見つけ方だけでなく、星座の物語や天体情報もあり。有料版にすると星座をナビゲーションしてれます。
App Store↓↓
Google Play↓↓

カメラアプリ

カメラアプリを確認しましょう。確認事項はシンプルです。以下3点が調整できるアプリであれば大丈夫です。

①ISO感度

②シャッタースピード

③フォーカスモード (無限遠 「山のマーク」に動かせるかどうか)

お手持ちのスマホ内蔵アプリで調整できないのであれば、無料アプリあります

Xperiaユーザーの方はPhotoPro(最近は内蔵されている)が素晴らしいので外部アプリは不要かと思います(お好み次第ですが)

i Phone 「星撮りカメラくん」

‎星撮りカメラくん2
‎iPhoneでなるべく簡単に星を綺麗に撮れるように開発したカメラアプリです。 星の写真を撮ったことない人でも迷うことなく使えるように、設定項目をできるだけ少なくしてあります。 バージョン2になって有料版「星撮りカメラさん」にあった星グルモードの簡易版を搭載しました。撮影に時間がかかるので通常の星空モードに慣れたら使...

 

Andoroid 「星空カメラ」

見つかりませんでした

三脚

星空撮影する際には、シャッタースピードを10秒~30秒前後とすることが一般的です。シャッターが開いている時間(=光を取り込む時間)なので、この間に手振れするとブレブレの写真になってしまいます。必ず三脚を準備しましょう。

とはいえゴツイものでなくて大丈夫。アルミフレームや手持ちタイプの三脚で十分です(だいたい2,000円前後)。100円ショップのものやスマホ立てでも大丈夫ですが風が吹いても揺れないようにしましょう。


便利なもの

懐中電灯、虫よけスプレー、飲み物お酒はトイレ近くなるので避けましょう~)。

折り畳み椅子、シート。座れる場所があるとじっくり撮影したり、双眼鏡でゆっくり星空を探索できますね。

ごみ袋。ごみは持ち帰るようにしましょう~天に星、地に花、人に愛。空も地も愛せるひとになりたいですね。

双眼鏡、天体望遠鏡もあるとグッと楽しみが増えますが、オプションです。

うきうきした気持ち

一番大切なのは、うきうきした気持ちです!

初心者にも玄人にも誰にでも星は輝いてます。楽しい、うきうき、わくわくした気持ちをもって星を探しにいきましょう~

絶対に忘れないように!Be a stargazer!

いざ、星空を撮影してみよう~

撮影条件にあわせて設定すれば

市街地の公園では明るい星しかみえません

つまり

見える星が手掛かりになるので初心者でも意外と簡単に探せますよ!

例えば

夏の大三角形

この写真、スマホで撮影しています。すぐに三角形作れますよね

画面中央上がベガ。そこから右下、左下に明るい星を結ぶと三角形。

もちろん、満天の星空が輝いているのは素晴らしいです。僕も大好き。

もっと好きになるには、そこになにがあるかわかったとき、だと思うのです。

そういう意味で都会の星空は入門編としてとても素晴らしいのです!

スマホカメラ設定

撮影する場所によって設定を変えてみましょう。いつもベストな状況ではありませんので、状況にあわせて設定を変えて試行錯誤してみましょう!撮る、撮る、撮る!

市街地の公園など(街灯の灯りが多い場所)
ISO感度 100~200、シャッタースピード 8秒~15秒。30秒でも可。

街灯の灯りを吸収してしまうので高いISO感度やシャッタースピードが30秒に近くとなると写真全体が白飛び(真っ白になってしまう)し何も写らなくなってしまいます。例えば撮影してみて確認、写真が白かったらNG。どう加工しても星は出てきません。少し暗くてなにも見えてないかな、というくらいがちょうどいいです。

白飛びしてしまった写真

ISO感度1000、シャッター 15秒。街路灯の光をたっぷり吸収してます。画像編集すれば何かでてきますが、ここまで来てしまうとNGです。

暗い感じの写真

ISO感度100、シャッター30秒で撮影しています。一見なにも写っていませんが、画像加工すると星が写っています。

画像調整後の写真みてみましょう。ささっと調整するだけで星がみえてきます。北斗七星がみえているのがわかると思います。

人工の灯りのない暗い場所
ISO感度 800~3200、シャッタースピード 8秒~30秒(短くてもOK)

人工の灯りがなければ星の光を十分に取り込めるのでISO感度を高くしてみましょう。

ISO感度500 シャッター30秒で撮影。八ヶ岳グレイスホテルさんの駐車場で撮影。撮って出しでも点々と星が見えますね。

加工後の写真見てみましょう。満天の星ですね。北斗七星、みつけられるかな?

天の川も撮れるかな?? すみません、僕はまだ撮影に成功したことがないです~修行中。

三脚に固定しよう

三脚に固定しましょう。お手持ちの三脚の使用方法に従って固定してください。揺れたり動いたりしないように固定してください。

<三脚固定写真>

タイマー機能を使ってシャッターを切ろう

手振れが大敵であることをご説明いたしましたが、シャッターを切る際にタッチ式でもボタン式でも必ず手振れは発生します。タイマー機能を使ってシャッター時の手振れを防ぎましょう

10秒タイマーお勧めします。

これくらい時間あるとまずぶれません。(3秒だと何かの拍子にぶれることがあります)

編集編

撮って出しの写真では星が強調されてませんよね?写真を加工して星を強調してみましょう。
基本の調整、編集です。
  • コントラスト アップする
  • 明瞭度    アップする
  • シャープ     アップする
  • 露光量、色合いは好みや写真の状況で調整しましょう。

有料版 Photoshop Lightroom

Photoshopの有料サブスクリプションでPhotoshop、Lightroom使用できます。これらの画像編集することでかなり面白くなります。RAW画像編集、ぼかしフィルターを用いてにじみ星加工したりできます。

先ほどの画像編集です。

  • 露光量 +0.56
  • コントラスト +100
  • 明瞭度 +95
  • かすみの除去 +37
  • シャープ +104
  • マスク +99(シャープをあげた場合、マスクも適度にあげるとベター)
  • ノイズ軽減 +28

こちらの画像をもとにPhotoshopでぼかし加工をしてにじみ星加工をすると↓

無料版

無料のスマホアプリご紹介です。
Photofox
 無料版、有料版ありますが、画像加工するだけであれば無料版でよいと思います。有料版はフィルターやオーバーレイの選択肢が増えます。また広告がなくなるので使用しやすいですね。
 編集項目は基本的にLightroomの項目と一緒です。
 Photofoxは普通の写真でももちろん使えますし、フィルターとオーバーレイを重ねて面白い写真に変えることができます。
AppStore↓↓
GooglePlay↓↓

星空を楽しもう

写真できあがりましたか~?星や星座たち、見つかりました? 何が見つかったか、星の明るさは何等星か、星座のストーリーは? お子さんは宿題、お父さん・お母さんはお酒片手にみんなで楽しく会話しましょう~

夏の大三角形

自宅のベランダから天頂へ向けてシャッター切ってみました。

ISO感度200 シャッター8秒

 

夏の大三角形については↓の記事でもまとめていますのでチェックしてみてね!

星さんぽ~夏の大三角形で楽しい夜を過ごそう

星や星座たち

まずは一枚目。ISO感度 100、シャッタースピード 8秒。星座いくつみつけられるでしょうか??中央下の明るいものは月です。月はとても明るいのでなんともできませんね・・・

答え合わせ~
ペルセウス座、おうし座、ぎょしゃ座、くじら座(一部)、プレアデス星団(すばる)

まとめ

いかがだったでしょうか?
星空撮影、天体観測というと難しいなぁとか、すごい機材が必要とか、ハードルが高いと思われている方が多いと思います。ぜんぜんそんなことないんです。まずは身近なものからでもはじめられる、とってもお手軽なものなのです。
さっそく初めてみよう~という気持ちになっていただけるとありがたいです。
さあ、今夜、星を探しに行ってみませんか?
星空部では、今回のような撮影記事だけでなく、星座や星にまつわる小ネタ、ストーリーなどもまとめています。見るだけでなくて、みんなで話して楽しめる星空サイトを目指していますので、ぜひ楽しんでいってくださいね。
ではまた~

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